今年の復元新調2

続いて、その他の復元新調した山鉾をご紹介します。


船の形をした鉾がユニークな船鉾。天保年間に完成したもので、舳先(へさき)には金色の鷁(げき)と呼ばれる想像上の鳥の像を飾り、船尾には飛龍文の舵を付けています。車輪を昨年新調し、車軸の部分を今年新調したようです。

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船鉾といって思い出すのが大船鉾。今は様々な事情で巡行に参加していない休み鉾ですが、懸装品のいくつかが残っていて展示しています。御幣の大きさ、伝わるでしょうか?3mくらいあります。かなり大型の鉾だったのだろうと想像されます。お囃子の披露もされています。

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すでに動画でご紹介した橋弁慶山。胴懸(どうかけ)と呼ばれる、山の横を飾る懸装品を新調しました。片面のみの完成なので、今年は会所での披露だけで、来年の6月に完成するもう一枚を待って、来年披露するそうです。

昼の南観音山


今日は宵山なので、多くのお客さんが集まると思いますが、昼間は人出も少なく、ゆっくりと南観音山を見学することができます。お囃子は5時から演奏されます。


女人禁制で女性は登れない山鉾がある中、南観音山は拝観料(300円)が必要ですが、誰でも山の上に登って見学ができます。囃子方の気分で山の上から新町通りを眺めるのも、また違った雰囲気が楽しめるので、機会がありましたら皆さんも是非お試し下さい。また、会所の二階には、御神体の楊柳観音さまと善財童子さまも祀られていてお参りすることができます。

今年の復元新調

祇園祭は、行事こそ毎年変わることなく行われていますが、毎年32の山鉾のどこかは、古い懸装品(けそうひん:山や鉾を飾る織物など)が復元新調されています。「動く美術館」とも言われるほど、文化的な価値の高い懸装品を多く持つ山鉾。京都ではこの復元新調がニュースや新聞に取上げられるほど注目されています。今年、復元新調された山鉾をいくつか訪ねてきました。


毎年、17日の山鉾巡行の先頭を行く長刀鉾。下水引(したみずひき)と呼ばれる、鉾の周囲を飾る懸装品、「緋羅紗地五彩雲麒麟図刺繍(ひらしゃじごさいうんきりんずししゅう)」の右面が254年ぶりに復元新調されました。これで、下水引の前後左右4面すべての復元新調が完了したそうです。 鮮やかな赤地の刺繍が非常に目を引きます。かかった費用は1500万円とか。では懸装品すべてで幾らなのでしょう・・・?「動く美術館」の言葉の意味が分かる気がしますね。



占出山は、六歌仙が描かれた水引が新調されました。御神体の神功皇后は、妊娠中に軍を指揮し、帰国してお産をしたと伝えられていることから、古くから安産の神とされ、この山が巡行の順番が早いとその年は女性のお産が軽いといわれています。今年は例年に比べ、やや遅いでしょうか・・・。


黒主山は、埒(らち)と呼ばれる、山を囲う木の柵が新調されました。通常、普通の木目のある木材が使われるのですが、山の名前にちなんで真っ黒にしたようです。非常に目を惹きますね。黒主山は黒色のグッズも人気で、黒おたべなども売っています。

南観音山に行って来ました

夕方から南観音山に行って来ました。前回のエントリーからですが、更新の頻度を上げるため、SD画質になっています。HD画質の動画はこちらのエントリーをご参照下さい。2008年の南観音山の姿がYouTube HDでご覧いただけます。

南観音山は拝観料をお納めすれば誰でも山の上に乗って、間近でお囃子を聴くことが出来ます。今年も大人気で沢山の方が拝観されていました。会所の二階から渡り廊下で山に上がるのですが、二階には御神体の楊柳観音さまと善財童子さまが祀られています。

山の一階部分では、浴衣姿の女の子達が歌いながらろうそくをお勧めしています。「厄除けのお守りはこれより出ます ご信心の御方様は受けておかえりなされましょう ろうそく一丁献じられましょう ろうそく一丁どうですか。」

京都に入りました

夕方4時頃、新幹線で京都に到着しました。天気も良く、意外と風があるので今夜あたり、山鉾町の散策には良さそうな感じです。とはいってもやっぱり暑いですけどね・・・

早速、Android片手に、祇園祭の雰囲気に沸く、京都の街をふらりと歩いてきました。

滞在するホテルは山伏山のすぐ近くにあります。会所(寄合所のような建物)の二階には御神体が祀られています。

「御神体が会所の二階に祀られている」繋がり(?)で、橋弁慶山です。謡曲「橋弁慶」がテーマになった山で、巡行の日、山は、五条の大橋で弁慶と牛若丸が戦う姿を表した飾りが施されます。

鈴鹿山の会所の様子です。奥には御神体が祀られ、会所は、紅葉の赤が目に鮮やかな胴懸「紅葉図」が目を惹きます。

そして、京都のメインストリートともいえる烏丸通りはまもなく歩行者天国が始まるような雰囲気でした。屋台も準備完了し、パトカーが沢山出ていて、交通整理を行っていました。まもなく、日も翳り始め、宵山らしい雰囲気に染まりつつあります。この後、南観音山へ行って来ます。